お肌の悩み
脂性肌(オイリー肌)のスキンケア!オイリー肌になる4つの原因と改善方法
- 脂性肌
2023.12.4
「皮脂の量が多くて、顔のテカリが気になる」という方も少なくありません。皮脂の過剰分泌は肌質と関係があり、皮脂量が多い方は「脂性肌(オイリー肌)」に該当する可能性があります。
そこで今回は、脂性肌(オイリー肌)の概要と原因、肌質を整えるスキンケアなどの対策方法についてご紹介します。皮脂による顔のテカリや肌荒れ、化粧崩れなどにお悩みの方は、ぜひ読んでみてくださいね。
- 脂性肌(オイリー肌)とは
- 脂性肌(オイリー肌)の人によくある悩み
- 脂性肌(オイリー肌)になる原因
- 脂性肌(オイリー肌)のスキンケア
- 脂性肌(オイリー肌)を改善する生活習慣
- 脂性肌(オイリー肌)におすすめのスキンケア商品
- まずは1年! 脂性肌(オイリー肌)を根本から改善しよう
脂性肌(オイリー肌)とは
脂性肌(オイリー肌)とは、皮脂が過剰に分泌されるお肌のことです。皮脂によるテカリやベタつきは、本来であれば私たちのお肌を守るために重要なもの。そんな皮脂が過剰に分泌しているのは、お肌のバリア機能の低下を意味しています。つまり、皮脂によって守らなければならないほど、お肌が無防備な状態になっているということです。
肌質には、脂性肌の他にも次のようなタイプがあります。
普通肌: | 水分と皮脂のバランスが良い。 |
---|---|
脂性肌(オイリー肌): | 水分・皮脂ともに多い。 |
混合肌: | 部分的に皮脂が多く、乾燥しがち。 |
インナードライ(隠れ乾燥肌): | 水分が少なく、皮脂が多い。 |
乾燥肌: | 皮脂も水分も少ない。 |
皮脂が多くなるのは、脂性肌(オイリー肌)・混合肌・インナードライ(隠れ乾燥肌)の3つです。これらは、一見すると見分けるのが難しいですが、混合肌やインナードライとの違いは「水分(保水力・保湿力)がある」という点です。乾燥がなく、顔が異常にテカリ、常時ベタついた状態なら脂性肌の可能性が高いと言えます。
脂性肌(オイリー肌)の原因である皮脂分泌を抑えるには、お肌のバリア機能を高めることが肝心です。肌質は先天的なものだけでなく、生活習慣やスキンケア、季節などによっても変化します。後天的、一時的なことで変化した肌質は、原因を知ってスキンケアなどで対策すれば改善できる可能性があります。脂性肌を改善するためにも、諦めずに正しいスキンケアを続けることが大切です。
脂性肌(オイリー肌)の人によくある悩み
脂性肌(オイリー肌)の人は、次のような悩みを抱えやすくなります。「自分の肌質は脂性肌に入るのかな?」と判断に迷っている場合は、当てはまる悩みがあるかチェックしてみてください。
- 顔、とくに鼻の頭がテカリ、化粧崩れしやすくなった
- 大人にきびや吹き出物に悩んでいる
- 脂性肌のせいで、肌トラブルが絶えない
- 妊娠がきっかけで肌質が変わり、脂性肌になった
- もともとお肌がオイリーなので、時間がたつにつれ化粧崩れしてしまう
- 夏になるとお肌の皮脂が浮き気味になる
- フェイスラインに大人にきびができるため、つい触ってしまう
- 胃腸が弱くてストレスを抱えがちだからか、肌荒れが気になる
脂性肌の悩みはさまざまですが、やはり皮脂の過剰分泌によるトラブルに悩む方が多いようです。顔のテカリや肌荒れ(大人にきび・吹き出物)など肌そのもののトラブルを抱えている方もいれば、化粧崩れのように皮脂による間接的なトラブルに悩む方も少なくありません。なかには、妊娠したことがきっかけで漠然と肌質が変わったと感じている方もいます。
前述したように、皮脂を排除するばかりのスキンケア方法は状態の悪化を招く原因に。脂性肌の原因は各々異なるはずなので、まずは原因を把握し、自分に合ったスキンケアを実践しましょう。
脂性肌(オイリー肌)になる原因
脂性肌(オイリー肌)の原因は、おもに次の4つです。
原因1.皮脂の取りすぎ
脂性肌の方は、皮脂が多いことでおこる肌トラブルに敏感。それゆえ「皮脂=悪いもの」と思いがちですが、皮脂の取りすぎこそ脂性肌の原因です。
皮脂は、顔のテカリや大人にきびなどを引きおこすことがあります。しかし、お肌の水分蒸発や細菌・カビなどの侵入を防ぎ、外的刺激からお肌を守っているのも皮脂です。洗顔やあぶらとり紙などで必要以上に皮脂を取りすぎてしまうと、お肌を守るためにより多くの皮脂が分泌されるという悪循環に陥ってしまいます。
また、テカりやベタつきで悩んでいる方のなかには、あぶらとり紙の使い方が適切でない場合もあります。頻繁に使用したりゴシゴシ擦ったりすると、かえって皮脂の過剰分泌を促進させ、不要な刺激を与えてしまうことになるので注意してください。
原因2.保湿不足
脂性肌の人は、肌の水分が不足している可能性があります。肌のバリア機能を働かせるには、角質層に十分な水分を与えてあげることが大切です。肌の水分量が少ないと肌のバリア機能が低下し、外部の刺激に弱くなってしまいます。肌が外部刺激に弱くなると、にきびや湿疹などの肌荒れの原因にもなるため、保湿を正しく行いましょう。
また、テカリやベタつきが気になって、油分をつけないようにしていることがあるかもしれません。しかし、乳液やクリームを使用せず、化粧水だけで済ませるのはNGです。
化粧水で補った水分が蒸発しないようにするには、油分で蓋をすることが大切。脂性肌であっても、スキンケアの最後は乳液やクリームを塗って終わらせるようにしましょう。
さらにスキンケアだけでなく、こまめな水分補給で内側からうるおいを補給することも大切です。
原因3.ホルモンバランスの乱れ
女性のお肌は、ホルモンバランスの影響を大きく受けます。たとえば、思春期や生理の時期は肌荒れに悩む方が多いですが、これは皮脂分泌を促すホルモンが活性化するため。本来なら必要ない皮脂が分泌されることで、顔がテカったり、ベタついたりするのです。
上記はあくまでも一時的な脂性肌なので、2週間ほどでお肌は落ち着きます。とくにスキンケアを変える必要はありませんが、脂性肌ではない方が「自分は脂性肌だ」と思い込み、脂性肌のスキンケアを始めてしまうことがあります。もちろん正しいスキンケアなら問題ありませんが、皮脂を取るスキンケアを続けてしまうと一時的な脂性肌が慢性化してしまうのです。
思春期や生理時期のホルモンバランスの乱れは避けられないもの。時期によって一時的な脂性肌になることを理解し、慌てずに対処することが大切です。
なお、女性ホルモンと男性ホルモンのバランスが崩れることで脂性肌になるケースもあります。ホルモンバランスを整えるためにも、日ごろの生活習慣を見直すことが大切です。/p>
原因4.間違ったスキンケアによるお肌への刺激
間違ったスキンケアでお肌に刺激を与えると、皮脂分泌を活性化させてしまうため注意が必要です。
たとえば、以下の行為はお肌に刺激を与え、皮脂分泌を促進してしまう可能性があります。
- 1日に何度も洗顔をしている
- 熱いお湯(冷たすぎる水)で顔を洗う
- クレンジングや洗顔時に、ゴシゴシ擦っている
- あぶらとり紙を頻繁に使用している
- ピーリングなどの摩擦がおきるケアを続けている
- 紫外線対策をしていない
思い当たることがあるなら、間違ったスキンケアによるお肌への刺激が脂性肌の原因となっているかもしれません。上記の習慣を見直して、正しいスキンケアに切り替えましょう。
脂性肌(オイリー肌)のスキンケア
脂性肌(オイリー肌)を改善するためには、以下の点に留意しましょう。
留意点1.皮脂を取りすぎない
皮脂はお肌を守るバリアのようなもの。取りすぎてしまうと皮脂の過剰分泌を促し、果てには乾燥を招くおそれもあるため、皮脂を取るスキンケアをしている方は取りすぎないスキンケアにシフトしましょう。
洗浄力が強いクレンジング剤や洗顔料は、必要な皮脂まで洗い流してしまいます。たとえば、過酸化ベンゾイルやサリチル酸、界面活性剤などの含まれているスキンケア商品は避けた方がよいでしょう。
また、リキッドオイルのクレンジング剤は皮脂を取りすぎてしまうことがあるため、ジェルタイプのクレンジングを使うのもおすすめ。
成分や洗い上がりがやさしいものを選び、不要な皮脂だけを取るスキンケアを心掛けましょう。
留意点2.お肌への刺激を防いでバリア機能を保持する
脂性肌(オイリー肌)の原因である皮脂分泌を抑えるには、お肌のバリア機能を高めることが肝心です。お肌に備わったバリア機能は、万能ではありません。とくに摩擦に弱く、刺激を受けるとお肌を作る角質細胞の結束を弱めたり、刺激に対して過剰な防御反応を見せたりします。そのため、お肌に触れる際は摩擦を与えないようにそっと触れることが大切です。
たとえば、クレンジングや洗顔時、タオルで顔を拭くときには摩擦による刺激がおきやすいため注意が必要です。花粉やアレルギーなどで目元を擦ったり、掻いたりするのもお肌への刺激になるため控えましょう。
このほか、化粧水を塗る際のコットンやパッティング、メイク時のパフやチップなども力を入れすぎるとお肌へダメージを与えてしまいます。
なるべくお肌に触れないようにし、スキンケアやメイクなどで触れる際はやさしく触れることを意識してください。
肌質は先天的なものだけでなく、生活習慣やスキンケア、季節などによっても変化します。後天的、一時的なことで変化した肌質は、原因を知ってスキンケアなどで対策すれば改善できる可能性があります。脂性肌を改善するためにも、諦めずに正しいスキンケアを続けることが大切です。
留意点3.紫外線対策を徹底する
紫外線を浴びるとお肌の水分量が低下するため、これ以上乾燥しないように皮脂分泌が過剰になります。また、紫外線は皮脂を酸化させてお肌にダメージを与えます。紫外線を浴び続けると肌質の悪化だけでなく、あらゆる肌トラブルを招くため、1年中紫外線対策を徹底しましょう。
紫外線は太陽が出ている時間帯なら、季節や天気に関係なく降り注ぎます。紫外線量が少なくても、たとえ数分でもお肌はダメージを受けるため、日焼け止めはもちろんUVカット機能がついた帽子や日傘、サングラス、衣服などでお肌を守ることが大切です。
なお、紫外線は窓ガラスを透過して部屋のなかまで届くため、室内にいるときも紫外線には注意しましょう。遮光カーテンやUVカットフィルムなどを活用し、紫外線が室内に入らないように工夫してみてくださいね。
脂性肌(オイリー肌)を改善する生活習慣
脂性肌の改善には、健康的な生活が必須です。ここからは、スキンケア意外の面で意識したい脂性肌改善の生活習慣を紹介します。
留意点1.十分な睡眠をとる
肌のコンディションを整えるには、十分な睡眠や質の高い睡眠をとることが大切です。睡眠が不足すると、ホルモンバランスが乱れることにより皮脂の分泌バランスも崩れてしまいます。新陳代謝を悪化させ、お肌の水分と油分のバランスを崩すのです。
また、睡眠は自律神経にも大きく影響します。自律神経とは、交感神経と副交感神経がバランスをとりながら、体全体の機能をコントロールするものです。
睡眠が不足すると緊張状態を作り出す交感神経が常に優位に働くようになります。交感神経は男性ホルモンを活発化させてしまうため、皮脂の量が増えてテカりやベタつきの原因に。
生活のリズムを整え、早寝早起きを心がけたり、睡眠の質を高める工夫をしていきましょう。
留意点2.食生活を改善する
食生活を見直したり、肌質の改善に役立つ食材や栄養素を積極的に摂取することもおすすめ。脂性肌の人におすすめの栄養素は、ビタミンB1・B2・Cとパントテン酸です。
ビタミンB1は、皮脂の分泌量を抑制し、コラーゲン生成をサポートしてくれます。レバーや卵、牛乳、サバ、納豆などに豊富に含まれる栄養素です。
また、皮脂の分泌量をコントロールしてくれるのはビタミンB1。豚肉やたらこ、うなぎ、落花生、玄米などに豊富に含まれています。ビタミンCは皮膚の細胞を酸化から守ってくれるため肌トラブルの予防にも役立ちます。
パントテン酸は、エネルギー代謝に欠かせない栄養素。ストレスを和らげるホルモンの合成に関係しているのも特徴です。ストレスは皮脂増加の原因になるため積極的に摂取したい栄養素です。
どれも日常生活の中で気軽に取り入れられる食材に含まれています。栄養バランスを考えながら、日々の食事に取り入れてみてください。
留意点3.喫煙や飲酒などの悪習慣を改善する
喫煙も皮脂分泌量の増加に関係しています。タバコの煙が肌表面に付着すると、お肌は煙を害だとみなし、皮膚を守るために皮脂分泌を促します。喫煙はビタミンCを大量に消費することでも知られているため、脂性肌だけではなく、お肌そのものにも良い影響を与えません。
また、お酒の飲みすぎにも注意が必要です。ビールや酎ハイ、カクテルなど糖分を多く含むお酒は、皮脂の過剰分泌を促進させます。アルコールは毛細血管を拡張して皮脂腺を刺激する作用もあります。肌質を改善するには、お酒の量や頻度にも注意が必要です。
また、喫煙や飲酒をはじめとするさまざまな悪習慣は、ストレスが原因になっていることがあります。リラックスタイムを持ったり、体を労わる習慣をつけるなど、ストレスを溜めない工夫をしていきましょう。
脂性肌(オイリー肌)におすすめのスキンケア商品
脂性肌の方は、スキンケア商品の選び方にも迷いやすいでしょう。高い保湿力は必要だけど、ベタつきが気になるものは避けたいもの。肌のバランスを整えるような化粧品を選ぶのがベストです。
そこでおすすめのスキンケアがドモホルンリンクル。8点のワンライン処方のため、肌悩みや肌質で使い分ける必要はなく、日々のお手入れでお肌のコンディションやバランスをすこやかに整えることができます。
おすすめポイント1.皮脂を取りすぎない「化粧落としジェル」
脂性肌の方は、皮脂を過剰に取りすぎないことが大切です。とくにクレンジングは、しっかりメイクを落とすために洗浄力の強いものを使用しがち。強い洗浄成分は肌に負担をかけたり、皮脂を必要以上に摂りすぎたりする原因になります。
ドモホルンリンクルでは、ジェルタイプの化粧落としで肌に必要なうるおいを奪いません。保湿力の高い「発酵オイル」を配合しているため、メイク汚れや皮脂、角栓などをしっかり落としながらもしっとりした洗いあがりが特徴です。
おすすめポイント2.高保湿なのにベタつかない「保湿液」
ドモホルンリンクルの保湿液は、化粧品のベースとなる成分にBGという成分が使用されています。BGは比較的ベタつきを軽減する成分なので、ベタつきやテカリなどが気になる脂性肌の方にもおすすめです。
また、脂性肌をコントロールするには、しっかりと保湿をすることが重要です。ドモホルンリンクルの保湿液は、21種類の天然由来保湿成分が角層まで深く届きます。成分を肌に取り込みやすくする「肌の土台ケア」も叶うため、うるおい不足からくる脂性肌の悪循環にストップをかけることができます。
おすすめポイント3.皮脂を整える天然成分配合の「保護乳液」
ドモホルンリンクルの保護乳液には、皮脂を整える働きのある天然成分「山鹿有機シルクパウダー」と「ウチワサボテン」を配合しています。
山鹿有機シルクパウダーは余計な皮脂を吸着して、皮脂の分泌バランスを整える働きが。「ウチワサボテン」は人の肌に多く含まれる成分を補ってくれます。乾燥で皮脂の過剰分泌が起こるのを防ぎ、適切な皮脂バランスに保ってくれるのです。
ベタつかないサラッとしたテクスチャも好評。
まずは1年! 脂性肌(オイリー肌)を根本から改善しよう
脂性肌(オイリー肌)の改善には、お肌のバリア機能を高めることが大切です。即効性のある対策では皮脂分泌を止めるのは難しいですし、脂性肌そのものを改善しようとするなら最低でも1年はケアを続ける必要があります。時間はかかりますが、その後のお肌は見違えるほど変わるはずです。根本的に脂性肌の改善を目指すなら、ぜひ上記を参考にしてみてくださいね。